あれは冬の寒い日の事だった。 私の目の前には、大きな書類の入っていると 思われる宅配便が届いたのは。 重かった。冬の日の寒さと宅配のその重さ は、片手で持つとうっかり落としてしまいそ うだった。 「この重さは、合否を分ける重さだ。」と 思った。以前に嫌というほどのペラペラの紙 での不合格通知とは異質のもので、これから の私の人生を導いてくれるもの、大きな夢 への第一章となるエポックメイキングのはず だ。」と確信していた。 私は直ぐにその包みを開ける勇気もなく、 「よし、寝る前に開封して、そして、喜びを 十分感じた後、いい眠りの中で、明るい未来 でも見よう。」と思い就寝の時間まで、ドキ ドキ間を持続したまま、夜を待った。